魔王。
シルエット的には完全にフルモデルチェンジ。
ニューグリフォン(右側)の方はボディがファットでリップもややワイドになった。
一見、ほとんど「サイクロンjr」…的な雰囲気。
フォルムも変われば当然アクションも変わってくる。
先代モデルのグリフォン(左側)に関しては、個人的にだけど割とシャッドっぽい部分があって、現場で投入する際にもシャッド的なニュアンスが欲しい場面での登板が多いかな?
先代グリフォンはクランクって言うにはバランスもなかなかシビアで、流れの受け方によってはクランクらしからぬ激しく軌道を変える千鳥アクションなんかも見せたりもする。
ウォブリングを起こす際の軸もテール寄りに設定してあるっていうトコも何気にミノーライク。
対してニューモデルの方は、太めの扁平ボディの形状から想像できる通り、かなり安定した軌道とアクションで、流れにぶつけてもよろける事も無く思い通りのリトリーブにもしっかりと追従してくれる。
ウォブリングも先代モデルより強めで軸はボディの「どセンター」に設定してあり、正にクランクの王道的な感じ。
分かり易すぎてちょっとメガバスらしからぬ感じがしなくも無いけど。笑。
どっちを選ぶか…?となると難しいトコだけど、逆に両モデル共にボックスインしておけば、完璧なビッグバーサタイルな武器になる事は間違いないと思う。
クランクとしてクランクらしく使うのか、ソフトベイトとミノーとの擦り合わせ的な位置付けと解釈して登板させるのか、何れにせよ「ニュー」と「ベーシック」の2つをミックスさせる事でクランキングが物凄くシステマティックになる。
欲を言えば、「オリジナルグリフォン」、「ニューグリフォン」に加えて、「グリフォン・ゼロ」と「MR-X グリフォン」があれば攻めに隙無しのシステムクランクが組めるし、ココに「ベビーグリフォン」をねじ込めば…ソコまでして釣りたいかって言う(笑、完全に負け無しチームも作れます。
「システム」っていうのはレンジバリエーションだけじゃなくて、クランクのフォローをさらにクランクでカバーするって意味での解釈が出来るともっと深くルアーを使い熟す事ができるようになるんじゃないのかと…そう思うワケでございます。
特にグリフォンファミリーは奥が深い。
そんな「ちいさな魔王」に一度ハマってみては?