初冬戦記。
海に関してはまだまだ秋っぽさが抜けてなかったけど、淡水域はもうめっきり冬感が強い。
特にバス絡みの山間河川に到っては、水の冷えも早く日々の魚の調子もそれに比例して落ち込んでいく。
食も「弱く」ポジションも「低く」「狭く」なり、より水の動きの少ないエリアに集まる。
流れと冷えが同時に起こっちゃう降水での増水なんかになると最早絶望的。
だからこの時期は天候と時間帯がマジでマストなキー。
この日も前日からの雨で(豪雨では無いが)、フィールドの状況を心配しながら到着したのが
AM7:00。
想像してたよりも増水はしてなかったけどやや流れもあり、何より濁りがキツい。
ともあれ下流に位置する水門からチェック。
いつもなら「エグダマ/タイプレベル2g」に「TKフライ」のトレーラーから始めるんだけど、今回は少し魚の食欲を煽るというかルアーに動きを出すために「スイングインパクト FAT 3.3」のワッキーフック頭刺しにネイルシンカー(1.8g)入れたリグをメインに。
タックルはオロチの「ジェイドパイソン / F4-74XS 」に「16イグジスト/ 2508」っていうスピニングのセット。
ラインはPE0.8にリーダーフロロ12lb。
こりゃ思った以上にカレント効いてるわ。
流れの強いポイントは見切り…見切りからの見切り。そして見切り。
結局いつも中盤に入ってるポイントまで一気にワープ。
水路を作る左右の擁壁が水中まで続いてるトコ。
ここがまさかまさかのパンドラの箱だったね!
3投目まで全く反応無しで、いつもならそれで見切って次に進むんだけど、今日はもう次に進むコマが無さそうだったんでしつこくシェイキングをキープ。
フリーで壁沿いに落として、食いやすいように少しボトム切ってからランダムにシェイク。
10分ぐらい粘ったかな??
と、何かに引っかかったような感じがしたのでユックリと竿先できいてみる。
すると思い出したかの様なストロークの大きいヘッドシェイク。
おっ。バスやっ。
って先ずは一本目。
良いサイズ。 ゴツゴツしたワイルドな個体。
直感で、流れがおさまる午後、夕マズ絡みで間違いなくまたココに回遊してくると読んで、上流側のバンクをチョチョっとチェックして一旦休憩。
PM3:00。
水温上昇のピーク、水位が平水よりも少し上…を狙って再び「パンドラの箱」へ。
1投目は不発。想定内。 そもそも活性的に落ちパクるほどアガって無いのはわかってるからね。ゆうなれば「寄せの1投」。
ナチュラルにしつこくフォール&シェイク&シェイク。
5分ぐらい続けたあたりで抑え込むようなバイト。
ちっとサイズは下がったものの思惑通りのストライク!
今回は1.8gジグヘッドにしてフックの位置を下げて早い刺さりを狙ってみた。
同じピンポイントで15分後。
次々とフィーディングで差してきてる。 完全にコイツらも自分的にも「冬場の狩場」だね。見つけた。
この後もヘラ、45cmぐらいのバス…ヘラ!?!?笑
そうバス→バスと来てヘラが食ってきたのには驚いた笑
最後のバスとヘラは掛かりが甘くて逃したけど、天候と水温、水位と時間帯でのバスの回遊のリズムを掴んだのはかなりの前進だったね。
今晩は旨い酒が飲めっぞ。