春回想記。
3月15日。
15,16日と連休。
15日の初日はS川本流へ。
晴天と雨と交互に続いていたので、雪代と増水が重なって完全終了的なコンディションだろうと予測してたのだか、まあ、その悪い予想も外れる事なく安定の雪代増水。
水押しの少ない瀬から対岸へ渡り本流筋へ近づく為にウェーディングを敢行してみたものの流れが強すぎる上に足元が濁りで見えず、さすがにこれ以上に無茶はできんと思いあえなく上陸を決めた。
その後も極上のポイントを回ってみたのだがどこもかしこも魚不在。
というか、とにかく5年振りぐらいの「鱒釣り」なので「感」が物凄く遠くて全く魚の側にいる気がしない。
とにかく1匹でもいいからコンタクトをとらないと始まらねーなって感じ。
鱒はどこへでも適当に投げて釣れてくれるような魚じゃないから何かしらのキッカケが掴めないとたちどころに迷宮入りしちゃう。
桜鱒なんかやってると丸1年、酷い時なんて3年越しの迷宮入り…っていうのも全然珍しい事じゃない。
喪失しちゃった釣りのイメージを取り戻す為に色々試す。
集中力を高める為ルアーも2つに絞る。
逆巻く流れに逆らわずに、それでいて見失う事の無いようにギリギリ感度を保てるくらいのテンションを掛けながら岸際のカケ上がりをコツコツと転がして行くようなイメージ。
そのイメージを忠誠にキープ。 そこに迷いがあると元も子もないからね。
クンッ。
一瞬ラインが張ったような感じがした後の生命感。
っと。 …やっと出たよ。
文面では一瞬だけど、この「間」は長かった。
36cmとちょっと小ぶりだけどやっと捕れた。
錆びの無い銀毛。
狙いの魚はどうあれ、この懐感はなんとも言えん。 マジ久しぶりだよな。
この魚一本でこの釣りを思い出した。
だからすぐ次の魚が出たよ。 感覚っていうもんはホント怖いね。
40cmジャスト。
GH70SPに替えて一投目。 やっぱり岸際のブレイクをアップからギリギリアクションするくらいに流したらたまらずブッ飛んできたヤツ。
スゲーメタボ。
一本目のと違ってニッコウチックな燈色のドット。
以前の「vision 70F」からトラウト専用機にチューニングされてブラッシュアップされた「GH-70 FLATSIDE」。 いい仕事するわ。
前モデル(バス用)は、流れの中で巻くと暴れて水面に飛び出してしまったけど新モデルはめちゃくちゃバランスのセッティングがいい。
GHシリーズは全てのモデルが優秀で、メインで使っている64のハンプバックも、かなり強い水押しの中でも物凄く安定感がある。
大体、MDとかDDとかのレンジで仕事するルアーってほとんどバランス悪い…と言うかバランスがシビアだから使いにくいんだけどね。
GHシリーズは竿も含めて全てクオリティが高い。
こういう道具は絶対に必要。
…
さて。面白くなってきたぞ。
今年はちょっと大鱒追っかけてみようかな。 色々やり残した事あったしね〜。